明治の女奇術師 松旭斎天勝 (しょうきょくさいてんかつ)の肖像


以前、『幕末・明治美人帖』(新人物往来社)から陸奥亮子の肖像を模写したのですが
今回は松旭斎天勝です。 1884(明治17年)生まれ~1944(昭和19年)没。本名 中井勝。
生家が貧乏のどん底に落ち、”十二歳頃の天勝は芸者屋に連れて行かれたが、逃げ帰る。そこで奇術師・松旭斎天一の姪の目にとまった天勝は天一の一座に入ることになる”という文章があるのですが、この状況はよくわかりません。逃げ帰って、天一の姪の目にとまるってどういうこと?
(?_?) ライターさんもよくわからなかったのに違いない…
まぁいいです。
----------—-追記----------------
どうやら、芸者屋さんから逃げ帰って、天麩羅屋さんで奉公を始めた
→そのてんぷら屋さんのオーナーが松旭斎天一だった
→その天一の姪っ子が天勝に目をとめた
ということのようです。
--------------------–
このかたは海外でも高い評価を受けたそうな…  そうですねーほんとにキレイ!
あぁ美人はいいなぁ(うっとり)
調べてみると、この人の生涯は映画になっていたり、舞台になっていたりします。
ただ美しかっただけでなく、師匠の天一の死後は一座を率い、さまざまなアイディアを取り入れた奇術・水芸を考案し、華麗な衣裳・舞踊・寸劇などで舞台を演出して熱狂的な支持を受けたた才女だったようです。(一時期、一座は100人近くの座員を擁していたそうな)
偉いなぁ~
ちなみに、天一の門下に松旭斎天洋がいて→ 天洋に初代引田天功が師事 → その弟子プリンセス・テンコーにつながるようです。
いまは、このような芸能を身につけた人を呼ぶのに「魔術師」「マジシャン」「イリュージョニスト」などという言葉がつかわれますけど、私は好きだな、「奇術師」。ちょっと不気味さが感じられて。
^^

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コメント

コメント一覧 (2件)

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    天ぷら屋さんのくだりがないと全くわかりませんね
    屋号が天一だったりするのかな
    読んでてテンコーさんみたいだなと思ったら・・・

  • SECRET: 0
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    芸名が「天」一だから「天」麩羅やさんを開いたのかなぁ、という気がします。
    ちょっと「天勝」で検索したら、山のように天麩羅屋さんがヒットしましたから(笑)
    わたし、プリンセス・テンコーの名前を見るまで全然連想できませんでしたよ~ 
    そういえば初代引田天功の師匠の天洋はマギー司朗さんの師匠でもあったようです ^^

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