きのうは
ひさかたぶりに『エースをねらえ!』を読みなおして泣いてました。
生と死、生まれた者が持てる時間を生きていくということについて
薄い刃の上を歩むような、研ぎ澄まされた描写が心を打つのです。
何度読んでもこころを揺さぶられてきたのですが、
いま世界がこんなに変わってしまったのではなおさら。描かれていることを最も理解したのは昨日かもしれない。
作者は、この作品を上梓したのち筆を折り宗教家になったそうですが、
とてもよく分かるような気がします。
普通の感覚の持ち主ではなかったですね。
放射能も大地震の恐怖も無い日常のなかでこんなことを感じとれていたなんて凄い。
今どうしておられるのでしょうか…
今日は小学校の離任・退任式でした。
何人か別の学校に移られた先生と、今年3月で定年退職された校長先生を送る式です。
とても良い式でした。
覚悟はしていたけれど、校長先生のスピーチではやっぱりもらい泣き。
やっぱりなぁ
泣いちゃうんだ。
そして体育館にならぶ元気一杯なこどもたちを見て(自分のこどももふくめ)
「こんな時代にうまれてきて…」としんみりしてしまいましたが
でもやっぱり彼らが今後のこの国の力になっていくんだなぁ、
今後どんなことが待ちうけていようとも
より良い方向に勇気をもって皆が進めるように
おとなたちが育てていくべきなんじゃないかなと
あらためて感じ入ったことでした。
帰り道での桜が目にしみました。
立派な幹の上に伸びた梢にひろがる薄墨のなんという美しさ。
見上げる自分になにかが降り注いで来る気がして
「よーし!」と拳を握って叫びたくなるけど
ここんとこ『がんばる』という言葉が好きではなくなってきていて、
(あの濁点の音がイヤ)
でもそういう意味の意欲の発現の言葉が欲しい場合どうしようか悩んでしまいます。
「やるぞー!」 か (。_゜) ?
「おー!」 かな (笑)
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コメント
コメント一覧 (2件)
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僕らが子供のころの校長先生っておじいさんでしたが
今の校長先生ってニュースとかで見ると若いですよね
それと今の子供って立派な考え方してます妙に賢いというか・・
そのちょっと上あたりの世代はどうかと思いますが・・
意欲は表に出さないけれど結果がよければいいじゃないかと思ってますので
「ぼちぼちいくか」くらいでいいかと・・濁点はいりますけど
その際に握った拳は肩より上には上げないのがポイントw
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前・校長先生は白髪でコロコロとしたくまちゃんタイプの
かわいいおじさまで、
その体型を最大限に生かし、運動会ではピカチュウや
オリンポスの神様のコスプレをして大喝采を浴びていましたw
新しい校長先生は真逆のほっそーくてしっぶーい
着流しで歩いてほしい高倉健さんタイプ(?)です。
「ぼちぼち」ってなんだかユーモアが感じられていい表現ですね(^.^)