猫さんの訃報

今週に入り、気が重くなることがあってなかなか記事が書けなかったのですが、
今日の朝早く、剣道の先生よりメールが。
先生のお宅で飼っていた猫さんが三日前に亡くなったそうで。
22歳ちょっと前だったそうです。
つまり、猫としてはものすごい御長寿、大往生です。
この猫さんと私は一度会っています。
先生の息子さんの御結婚のときに絵を描く依頼を頂いた関係でお家にお邪魔したときに、
その猫さんがいたわけです。
そのときにはすでに御年20歳でした。
目が美しい海のように青い、高貴なシャム猫でした。
びっくりするほど手足の骨が細く、華奢で、うちの猫(超雑種の三毛)の手足の3分の1くらいの細さだったので仰天した覚えがあります。(年齢というより、血統書つきの猫さんだったので、そういう骨格だったんだとおもいます)
わたしに挨拶するようにちょっと身を寄せて、すぐほかの部屋へ行ってしまいました。
それからも、ワタシが役員の用事で先生のお宅へお電話すると、
かならず先生の声の向こうでその猫さんの声がきこえていました。
(うちの猫もそうですが、猫というのは、家の人間が電話していると、ヤキモチ?を焼いてにゃーにゃーぎゃーぎゃー騒ぐのです)
先生は、綺麗なお花に包まれた猫さんの死に顔の写真も送ってくださいました。
絵描きというのは恐ろしいもので、私はその姿を絵に描きたい、と思いました。
あのSちゃん(猫さん)の、美しい、吸い込まれるような碧眼を私は忘れないと思います。
低迷していた私の精神をしゃっきりと起こしてくれたSちゃんに感謝したいです。

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コメント

コメント一覧 (2件)

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    長寿の猫さんですね。それだけ可愛がられたということでしょうね。
    シャム猫って気位が高そうで近寄りがたい雰囲気です。
    絵を描かれたら先生にもSちゃんにも喜ばれそうですね

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    先生のお嬢さんが、いまは剣道五段のツワモノとなられましたが、小学生の頃に一時期学校へ行けなくなったことがあったんだそうです。その時に、なにかこころの支えに。。。と、ペットショップを見て歩いていたら、お嬢さんがこのSちゃんと出会って、「この子飼いたいー」と惚れこんで家族となったのだそうです。
    ですから、今回のことで本当につらいのはお嬢さんだろうと思います。

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