表札仕上げ中

最近ひさかたぶりに木版画をつくったら
はちゃめちゃな出来ながらもとても楽しかったので、その勢いで表札をつくっております。
まことに恥ずかしきことながら、ウチには表札というものがないのです。
どでかいポストに、手描きの文字でかいた紙を入れているだけでして…
「このままではいかぬ…」　　（＜藤枝梅安風にしぶく）
とは薄々感じておりましたが放置しており、
ついに昨年、友人に
「これじゃぁ残念だわねぇ。表札は家のカオだからなんとかしたほうがいいよ」
と言われ
「うーーーーん…　たまにホームセンターなんかでサンプルをながめてはみるんだけど
なんだか選べなくって～　　」
とモゴモゴ答えていたら
「別におカネかけなくてもいいんだよ！　てづくりだっていいんだよ！」
とその人は言ったのです。
そのときにわたしの目からウロコがぱらぱらと落ち　　「そ、そう？？？　てづくりでもいいの？！」
「そりゃそうだよ！世界にひとつのものをつくればいいじゃない！古くなったら
またつくったっていいんだよ。緑がスキみたいだから　木の形の表札にしたっていいし」
「ええっ　そりゃ無理だよーーーっ(ﾟДﾟ;)」
…などというやりとりがあったものの、、、またそのままになっていたのですが、
「表札はてづくりしたってよいのだ」という言葉がキョーレツに私の胸に残ったのでした。
というわけで年末に一念発起、木の板を息子から借りた彫刻刀でジョリジョリ削りはじめました。
文字のデザインは好きなので、なんとかなりそうです。
年末年始ヒマをみつけて作業を進め、昨日なんとか彫りあがりました。
（ちなみに暗い部屋でジョリジョリしていたら、ムスメに　「妖怪みたいで怖い」　と言われました）
今日の午前中、下地を塗り、いまは乾燥中です。
ペンキは余ると面倒なので、彩色はアクリルガッシュです。
アクリル絵具や仕上げワニスってけっこう耐候性高いんですよ。つやも出せるし…♪
乾かしながらこれから色をのっけていこうとおもいます。
たいへん楽しいです。