酔った勢いでやってはいけない事はいろいろあると思う。
あんなコトとかこんなコトとか…
ワタシの場合は… ダントツ一位で
「物のしまい場所を変える」 ことである。
これで何度失敗したことか。
ワタシだけかもしれないけど、一旦モノの置き場所を決めたらあまり忘れない。しかし、その場所を変更したときが非常に危険。最初の場所はくっきり覚えているのに、次から忘れやすくなるのだ。
シラフの時でさえそうなのに、酔っぱらっていると余計にマズイ。酔ってモノの場所を変え、そのまま寝てしまうと99.9%くらいの確率できれいに忘れてしまうのだ。あれはなぜなの? そんな泥酔するわけじゃないのに(^^;
それでいままで何度も何度も死ぬ思いでモノを探しまくるという不快な時間を経験しているのに、それでもやっぱり、酔ってる時って
「こんどは絶対大丈夫だもーーーん」
とおもってしまうのである。(これが何より酔ってる証拠)
最近もそれで失敗した。
息子のDSLiteを隠したのである。(宿題をなかなかやらずにゲームしているので物理的制裁を加えた)
隠し場所を忘れてあとで探し回るのはイヤなので、今回は自分の部屋の、半透明のひきだしに入れておいた。外からも透けてみえるので、おバカな自分でも絶対すぐ見つけられる。
ところが息子がワタシの部屋にやって来たとき、ふと見上げてその透けて見えているボディに眼をとめたのだった。(さすがに虫捕り名人、めちゃくちゃ目ざとい)
そして素知らぬ顔で出ていった。
「奴め… 見つけたな! 場所を変えねば!!!」
ワタシはこのとき酔っていたために、必要以上の使命感にとらわれた。それでうっかりやってしまったのである。場所変えを…
そして数日経った昨日のこと。そろそろ制裁解除しようかな、とおもったらDSLiteが無かった。
場所を変えたことだけは覚えていたので、自分の部屋だの居間だの洋服ダンスだのひっくり返して探したたが、ない。
無い無い無い~
「うわぁあーーーーーーーーー またやっちゃったぁあ」
こういうときのストレスはものすごい。しかも、自分のあまりの記憶の無さに、自分の脳への不信感と恐怖にサイナマレル。「も、もしかしてワタシの脳はかなりヤバい状態なのではなかろうか」という恐怖である。
こうして1時間以上も狭い家のなかを探し回る。泣き出しそう。
…どうしても見つからないので、「しょうがない、いったん諦めよう」と自分に言い聞かせ、よろよろと階段をあがり自分の部屋を戻ろうとしたとき、なぜか、「ここだけには隠すはずがない」と思える寝室に入ろうという気になった。それで、「あるわけがないよ」と思える本棚に足が向いて、ふと百科事典の上のスキマにのっていた紙数枚(以前借りた本をコピーしたやつ)をめくってみる気になった。
そしたら、あったのである。探していたDSLiteが。
茫然としてしまった。自分の目が信じられない状態。
こ… こんなトコロに隠したの自分?!ワタシが置いたの?!
でも、こうして引き寄せられるように見つけることが出来た、ということはやはりワタシの脳の深ーいところに沈んだ記憶が身体を動かしたとしか思えない。
すんごいミステリーな気分であった。
自分の脳って、自分のものだけど自分のものじゃないな、と痛感したことであった。
思い出せない記憶も、削除されてるわけじゃなくて、無意識の部分に残ってるんだなー。
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コメント
コメント一覧 (2件)
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アルコールを全く受け付けないので、2口舐めると何も出来なくなります(笑)
そんなときは酔ってから探してみてはいかがでしょう。
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酔ってから探す、というのはコペルニクス的転回であります。
そういえば、日本人の地域別・アルコール分解遺伝子の多寡をあらわした図をTVで見たのですが、北日本と、南日本それぞれ3分の1くらいは同様に「いけるクチ」のヒトがとても多い。
ですが、日本の真ん中3分の1は、逆に「飲めない」ヒトの割合が非常に多いのです。その差がすごかったです。別の人種か、というくらい。おもわず 「あ、あの地域にはたかさんが!」と(笑)
もともと日本人はアルコールが苦手な体質である一方、北や南は他民族の血が入っているから酒豪が出現する、ということのようで…
たかさんは「純日本人度」が100%に近いんじゃないでしょうか (^^)