『アバター』と鬱 (ネタバレという内容ではありませんが、映画を観に行く方はご注意)

めずらしくニュースネタで書く気になりました。
(これから『アバター』を観に行く予定のかた、楽しみにしているかたはお読みになるかどうか
十分御考慮ください。自己責任でお願いします)
USA CNN配信のニュースより
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN201001120028.html
私は『アバター』を観ていないのですが、このニュースを読んで、映画鑑賞後に精神的苦痛を訴える人々のきもちがちょっとわかるような気がしました。
その昔(?)G.K.チェスタートンや泉鏡花の小説世界にハマっていた頃、彼らの作品を読んでいるときだけが幸福な気がしていたから… 読み終えて本を閉じて現実の自分の生活に戻るのがとてもつらかったです。(非常に暗い家庭だったもので)
しかし、活字ワールドは自分なりに淡く映像を想像するくらいのレベルなのでまだ足抜けしやすいとしても、
映像、しかもお茶の間でのTVじゃなくって、映画館の巨大スクリーンを通しておそろしいほどリアルな理想郷に触れてしまうと(しかも3Dだし!上映時間も2時間40分と長い)相当な刺激を受けるとおもうのです。いわば脳に衝撃を与えている状況です。
理想郷が美しくリアルであればあるほど、それを体感してしまうと現実世界とのギャップを大きく感じてしまうのでしょうね…
(私はこのニュースを読んでますます観に行きたくなりました。不安も無くは無いのですが;)
日本ではどうなのでしょうね。こういう鬱状態に陥る人はいるのかな?
日本人はアニメや漫画というフィクションに日頃親しんでいるので、うまくアタマを切り替えられるような気もしますけどね…

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コメント

コメント一覧 (2件)

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    アバター、、今週観に行こうと思ってます。
    思い起こせば小学生の頃、、大地震という映画で初めて体感した音による振動、、興奮しました、、、そんな興奮がアバターでも得られるかなぁ、、
    しかしこんな3D映画を観る子供は一体どんな大人に成長するんだろう、、ある意味想像力に欠ける大人になってしまいそうです。

  • SECRET: 0
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    わたしも観にいきたいと考えていますが、
    子供に3D映像を見せるときには、時間や内容など注意が必要だなぁとおもいます。
    ほんとコドモの集中力ってハンパないので、下手すると精神的にのめりこみそうです。中にショッキングな映像があったらそれは実体験のように記憶に刻まれるでしょうし…
    そういう不安要素があったとしても、オトナたちはどんどん新鮮な映像体験を渇望するわけで、その要求にこたえるようにここまで技術が進歩してきたのでしょう。
    人間ってほんとにどこまでも追及していきたい生き物なんだなぁと呆れてしまいます^^;

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