1月30日(土)、鰭崎英朋展をみたあとは表参道に移動。太田記念美術館の『江戸の彩』を観に行きました。
有名どころの浮世絵師のキレイな作品がいろいろありましたよ
しかしお目当ての作品が無いな、とおもったら入れ替わっとった…
大蘇芳年の「芳流閣両雄動」が見たかったのに~(ガックリ
キレイな作品が多かったんだけど… なんとなく内容が散漫な気がしてしまって(失礼)私はもっとテーマ別、時代別に編集された展示が好きなんかな、とおもいました。浮世絵の全貌を俯瞰する、という狙いだったのかもしれないけれど、それにしては作品の並び方が… ?
それに、5点揃いの作品とか3点揃い(何点ものか忘れたけれど、とにかく揃物が二組あった)の作品の解説に‘これらを全点揃いで所蔵しているのは当館のみ’というような文章があって、けっこう鼻についた(笑)
他にもこっそり秘蔵している大金持ちもいるんじゃないの?とか思ったりして(あぁイジワルな自分)
たしかに希少な揃物をドカーンと見せてくれるのは有難いけど、わざわざこんな風な書き方をしなくったっていいじゃない。
そういう所に所有者・あるいはキュレーターのへんな顕示欲を感じてしまって、それで展示全体を冷めた眼で見るに到ったような気がする。
もっとサラリと粋で恬淡としたお大尽ぶりを見せて欲しかったなー
てな事を言いながら、ここの展示で小林清親という人の作品がいいなぁ、と思いました。自分は初めて見たように思います。しんみりと静かな水上の夜景がヨカッタです。
(歌麿や北斎や鳥文斎栄之の中にポコッと清親が挟まれている不思議)
なんだか狐につままれた思いで(?)太田記念美術館をあとにして、さて渋谷の落語の会場へ向かおう、とおもいましたが時間に余裕があったので、生まれて初めて明治神宮(JR原宿駅徒歩1分)の境内に足を踏み入れました。
全く知らずに行ったのですが、今年は‘明治神宮鎮座90年’、だそうです!なんかキリがいいね!
それにしても広かったです。
閉門16:20のところ、私が境内に入ったのが15:40頃。あまり時間がないな、と思いながら歩いていたのですが歩けども歩けども本殿は見えず、周囲は鬱蒼とした林に包まれており、空は暮れなずんでくるし途中で引き返そうと思ったほどです。
本当に広い~
そのうち、ついつい何かに引き込まれるように本殿まで歩いてしまいました。
そして、ついついお賽銭を投げてお参りしてしまいました。
これを日本人の血と言わずして何と言おう…
そして元来た道を戻るのもなんなので(?)、ほかの参道をずんずん歩いていったら、どこだか全くわからない門に出てしまいました。困ってしまって警備のお兄さんにきいたら、
「原宿とは反対のほうに来ちゃったんですね。」というので 「一番近い乗り物の駅ってなんですか」と聞いたら
「あそこを曲がってまっすぐ行くと代々木駅です」と言われて驚きました。
駅一つ歩いちゃったのか…
あとで調べたら明治神宮にはパワースポットといわれる有名どころがあったみたい。調べてから行けばよかったなー
…しかし、本殿までずんずん引っ張られていった時に十分パワー感じました。
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コメント
コメント一覧 (2件)
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絵の解説って時代背景とか風俗史的なものがあれば十分なんですよね。
絵を観ればわかることや、自慢話はいらないことで、それをありがたがって一生懸命読む人がいて、混雑してるときはちょっとなと思います。
江戸の彩なのに清親?と思ったら芳年の芳流閣も明治なんですよね
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すみません、ちょっとコメント欄の設定がおかしくなっていたようで書き込みが表示されていませんでした。
美術館、というとわかりやすい展示がされているものだと思い込んでいたのですが、いろいろあるんだな、と今回思いました(汗