まだしつこく1月30日のことを書くのであります。
夕方、明治神宮の境内をさまよって代々木寄りの門から出てしまった私はJR代々木駅から渋谷駅に移動。それでも落語を聴きにいく友人たちとの待ち合わせ18:40にはだいぶ間がありました。
週末の夕方の渋谷はものすごい人混み!(平日の午前中はそうでもないんですが)普段ノンビリしたところに住んでいる私の心臓は俄然バクバクしはじめ
「こりゃダメだーー 倒れる!!もうパルコ(落語の会場はパルコ劇場)に行って喫茶店で本でも読んで待とう」と脇目もふらずパルコを目指しました。
パルコに到着して喫茶店を探していたら、目にとびこんだのは 「MOE絵本フェスティバル」の文字。
『MOE』というのは絵本専門雑誌です。 MOEのサイト
創刊30周年記念の展覧会でした。(MOE絵本フェスティバル)
絵本原画が見られるなんてっ!! 速攻入場しました。
当日もらったリーフレットの外側
リーフレットの中 (展覧会の配置)
(画像は右端が切れてしまっているのですが、画像クリックで全体が表示されます)
私は絵本も好きなので、ちょこちょこ買いあつめているのですが… なんと大好きな酒井駒子さんの原画がーっ!!!
荒井良二さんのも!!島田ゆかさんの絵も!狂喜乱舞
それに絵本画家さんたちからの30周年お祝い色紙メッセージがびっしり(100点以上あったのでは)!もちろん肉筆デスよ。(CGの作品を貼ったのもあったけど)
それがまたおもしろくて。さくらももこさん、やなせたかしさんを始め、よく見かけるイラストレーターさんたちの描いた色紙が~ ひゃ~
あぁもうすっごく楽しかったです。
それに何より、原画がみんなとってもとっても美しくて… ため息が出ました。
肉筆だと、細心の注意を払って丁寧に丁寧に描かれているのがよーーーーく伝わってくるのです。不思議に印刷物だとサササッと描いているように見える作風のかたでも、原画を見ると、じっくりと時間をかけて熟成させるように描いたものだということがわかるのです。
どの絵にも魂がこもっているなぁ… と感じました。
このフェスティバルに行けたのは偶然だったのですが(早めにパルコ入りしていなければ見られなかった)、本当に感激しました。絵本のイラスト、ということでどれもこれも優しく美しい色彩に溢れており、とても心が温かくなりました。
私は色を使うのがとても苦手なので、あのような美しいカラフルな絵を描ける方々が本当にうらやましいです(^.^)
2月8日(月)まで開催されていますので、関心のあるかたは是非お越しくださいませ。
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コメント
コメント一覧 (2件)
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酒井駒子さんの絵は毎朝みてます。
とうのも朝日新聞朝刊の連載小説 川上弘美さんの「七夜物語」の挿絵が酒井さんなのです。独特の魅力的な絵ですね。
ちょっと前から贔屓作家が3人続いて、新聞小説から目が離せなくなってます。
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そうですか、いま酒井さんは新聞小説の挿絵をやってるんですか!うちは日経新聞なので知らなかった…
川上弘美さんと 酒井駒子さんのとり合わせって私にはちょっと意外です。どんな世界になっているんだろう?
川上弘美さんの著作には一時期ハマりました。「センセイの鞄」「あるようなないような」「パレード」「溺レる」「蛇を踏む」「おめでとう」 あのふわふわとした、さわやかなような、ちょっと不気味なような、脱力感があるけどどこかつめたい芯が通っているような…
あのかたが新聞小説を書いている、ときいて驚きました。朝から川上さんの文章を読んだら会社に行けなくなるような気がする(汗
古道具店のお話を読んでみたいと思いつつまだ読んでいません。