人の間

最近、立て続けに「委員」「○長」というような役割を幾つかこなすことになりあれこれ実務に追われています。
順番で回って来るものもあれば、頼みこまれて引き受けたり。
時間もとられるし、人にあれこれ連絡を取り、スムーズに物事を進めていくということはなかなか大変、
特にわたしは非常に孤立した鎖国状態の家庭（人の出入りがほとんどなかった）で育ったせいもあり、
言語能力が鍛えられていないので話すのが苦手、ちゃんと人にものを伝えられているか相当気を遣います。
…というわけで疲れる部分がありますが、やはりそれでもこういう役割を果たしていると、
「人とつながっていく」面白さも実感できます。
それまで殆ど口をきいたことがなくて何となく遠巻きにしていた人と話すことによって親しくなる、
おしゃべりついでに何か情報をもらったり、
あたらしく居場所ができていったり。
トラブルも、人があつまって話し合って解決したり。
会社勤めをしていた時ももちろんそういうことはあったのですが、それは「雇われて報酬をもらっている以上果たすべき役割」という前提で必死にこなしていただけの気がします。
いっぽう、現在の自分はボランティアでやっているわけですが、地域の防犯のためとか、家族を代表して、とか、保護者としてこどもたちを楽しませるために、といった立場で、そういう役割を果たしていくと
「あぁ、社会で人のつながりをつくるってこういうことなんだなぁ」とか、
「人と人との間に接点ができて、何かが根付いていくってこういうことかな」としみじみ感じるのでした。
それに、親がこういうことでバタバタ奮闘している姿を見て、こどもたちが「オトナってこういうことをするもんなんだ」と思ってくれたら何よりかなと。人のために何かを引き受ける（結局は自分のためにもなっている）ことを嫌がらない大人になってくれたらいいな。
「人間」って、ほんとに「人“間”」なんだなぁ。ほかのヒトとのつながりを含めての存在なんだ。とあらためて感じています。
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いままで「こういうマンガ（ストーリー）描きたい」とか「こういう設定のイラスト描きたい」という思いで私は創作に取り組んでいたわけですが、
個々のキャラクターの人間性というか人間味というか（他者とのつながりかた）というところをあまり丁寧に考えてこなかったように思います。
（もちろん社交的なタイプ、孤独を愛するタイプ、短気なタイプ、というような性格設定はするわけですが）
うーん、ちょっとうまく表現できないのですが、今後はそういう所をもっと意識してみようかな、と思ったのでした。
（あんまり考え過ぎても前へ進めなくなっちゃったりするんだけどね…　ヾ(´ε｀;)ゝ）