あの方とは誰でしょう?
それは、ゲッターズ飯田さんです!(笑)
「愚痴や文句を言ってストレス解消している人がいますが、そういう行動は逆に自分を苦しめる原因だと早く気づいたほうがいい。何事も良い部分を見つけて褒められる人になりましょう」とおっしゃっています。
それはなぜかというと、周りの人を嫌な気分にさせて人間関係を悪化させてしまう。四六時中、自分が発する言葉を自分に聞かせ、インプットし続けているせいで、すべての物事の見方がバッドになって自分をも苦しめる。
それは、私自身でも実体験によって、強く納得できている事実でもあります。
私の友人に、本当にいつも愚痴が多い人がいました。仕事の話をするとき、職場の人々それぞれのマイナス面をひとつひとつ挙げてボヤいていました。共通の知り合いの噂をする時は、いつもその人の悪口を話題にしていました。自分の家族についても、気に入らないところの文句を言っていました。私は聞いていてうんざりしてくるので、なるべく明るいコメントを心掛けていましたが、あっさり否定されるのでした。
優秀な学歴を誇り、立派な仕事をしている人だったので私は尊敬していたのですが、会うたびそんな感じだと、いくらなんでも気が滅入ります。私は話すのが下手なので聴き手にまわることが多いタイプです。そのせいか、その人にとっては恰好の話し相手というか、愚痴をこぼすのにちょうどよい相手だったらしく、よく声がかかったのですが、結局、こちらから距離を置き、関係を切るカタチになりました。
そのキッカケは、50代になった頃に私が「今後こういうことをしてみたい」とふと言った時、その人に
「でもさ、それは難しいんじゃない」
と開口一番に言われたことでした。いきなりの全否定です。その瞬間に心が零下10℃くらいに冷えて、フェイドアウトを決めました。
この年齢になると、そういう相手と過ごす時間がもったいなく感じられてしまいます。どうせなら、楽しい時間を過ごせる人と居たいですものね……。あるいは、自分の趣味に時間を使いたい。
そのネガティブな友人と会わなくなってだいぶ経ちます。
思い起こすと、その人は、SNS上で同級生たちとオンライン上でケンカして疎遠になったりもしていました。
基本、人のあらさがしが得意な冷徹な視点を持ち、学歴に自信がある人特有の「自分の意見は正しい」という自信も手伝って、相手を痛いところをピンポイントで突き、激昂させてしまうのです。実際に会える相手との言い合いなら、そのうち仲直りする機会もあるのでしょうが、SNS上でテキストで闘ってしまうと、いったん壊れた関係の修復は難しいようですね。
その人は、自分のネガティブさでだいぶ人生損しているということを気づけないのでしょう。
ゲッターズ飯田さんがおっしゃるように、毎日毎日ネガティブな言葉を口にして自分に聞かせていることで、ものの見方がマイナス面に集中するクセがついてしまうような気がします。
実は、私自身が、この友人ほどではないにせよ、自分が独善的な物言いをしていることに40代の頃に気づき、そこから改善を心がけてきたのでした。私は50歳で離婚しているのですが、もしかすると、私の言動によって夫との関係にヒビが入ったのかもしれないなとも思っています。後悔先に立たず。
その後、ポジティブな言動をする努力により、だいぶものの見方も変わってきたように思います。人生も少なからず好転していますので、やはり、自分の発する言葉には注意を払うのは、大切だなと思う次第です。
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