ヴィヴァルディは四季だけじゃない (7/14 追記)

昨日は、友人が所属するアンサンブルのコンサートが上野でひらかれたので
家族で参上しました。
クラシックのコンサートは約1年ぶり… しかし、弦楽アンサンブルのコンサートというのは
実はあまり足を運んだことがなく、今まで生きてきて片手で数えるほどです。
昨日のメニューはヴィヴァルディ尽くし。 
ヴィヴァルディというと『四季』しか知らなかったのですが…
とても良かったです!!!
本当に良かった。特に気に入ったのが
協奏曲ト短調 Rv 156 (←作品番号)
協奏曲へ短調 Rv 143
です。
この作品は、最近になって(といっても、いつ頃なのか私にはわかりませんが)見出された名曲
の一部だそうです。
ヴィヴァルディは生涯に500を超える協奏曲を残した、という非常な多作家だったそうで、
これまで出版されずにいた作品も数多かったようなのです。
500て…  
もう、音楽が頭の中から溢れてきてしょうがない、という状態なんでしょうか ^^;
この協奏曲ト短調 Rv 156と協奏曲へ短調 Rv 143 は、
映画音楽につかわれてもおかしくないようなドラマチックな旋律で、
実に色彩ゆたかなイメージ、インスピレーションに溢れた作品だとおもいます。
ふと連想したのが、ついに完結するアニメ『鋼の錬金術師』の2週くらい前の
ストーリー(あまり書けないけれど、アルフォンスが兄のために身を投げだす回;)
につかわれた音楽です。荘厳かつダイナミックで、息をつかせぬ作品の展開の感動を
大いに増幅していました
(ハガレンに興味無い方にはいきなりスミマセン(汗) でも
ストーリー・音楽ともに非常に素晴らしかったのであります)
つまり、ヴィヴァルディは17世紀に生まれた音楽家なのですが、
その作品は330年ほど経った今でも非常に新しく感じられるものだ、
ということにも私は心底驚いたんだと思います。
… ということで、協奏曲ト短調 Rv 156 と 協奏曲へ短調 Rv 143
を聴き込みたくて死にそうな自分。(ΦωΦ) ウウウーーーーー
これはamazon様に頼るほか無し! と検索してみたら、
やはり最近になって見出された作品だけあって、意外とCDに収録されていないんですね。
Rv 156を収めたものはあるけど、Rv 143が入っていない…
私は2曲とも聴きたいのだ――――――――――
という衝動に突き動かされて、あれこれ輸入盤まで検索していたら
両方カバーしたアルバムを発見いたしました!
Concerti for Strings (Concerto Italiano, Rinald Alessandrini)です。
2004年に同じものがフランスでリリースされているようなのですが、2009年に出た
USA盤を注文することにしました。
USAから無事到着するのを待ち焦がれておりますです。
素晴らしい曲を聴かせてくれた友人(チェリスト)、アンサンブルの方々に深く感謝したいです。
-------------------------—(以下 追記)-----------------------------------—-
7月13日夜に、CD『Concerti for Strings』(Concerto Italiano, Rinald Alessandrini & Solo violin:
Fabio Biondi)がUSAカリフォルニアから到着しました!
…開けてみたら、自分の勘違いに気がつきました
『Concerti for Strings』の収録曲は以下の通りです:
Concerto in G minor RV 154
1.Allegro-adagio-allegro (5’31)
Concerto in B flat major RV 367
2.Allegro, ma poco poco-andante ma poco-allegro (13’30)
Concerto in G minor RV 578
3.Adagio e spiccato-allegro-larghetto-allegro (9’11)
Concerto in D major RV 124
4.Allegro-grave-allegro (6’36)
Concerto in G minor RV 302
5.Allegro-andante-allegro (10’58)
Concerto in A minor RV 522
6.Allegro-larghetto e spiritoso-allegro (9’49)
Total time: 56’10
私が欲しかったRV156とRV143が収録されているのは 『Concerti Per Archi』
だったんですね~☆
amazonの商品ページに、『Concerti for Strings』の収録曲が掲載されていなかったせいか、
私ってば、今回購入したアルバム『Concerti for Strings』と『Concerti Per Archi』は
同じ内容だと勝手に思い込んでしまったようです… ジャケットが違っているのに
思い込みってオソロシイ…というより自分そそっかし過ぎる…
気を取り直して、『Concerti Per Archi』を発注しました。
さらに、私のようなそそっかしい人のために、amazonのレビュー欄に収録曲名を書いて
アップしておきました。これでもう間違える人はいないはず(笑) (<そんなのは私くらいか)
もちろん『Concerti for Strings』も聴き始めましたよーヽ(^o^)丿 これも何かの縁ですから。
私、RV 578, RV 124, RV 302もかなり好きかも…
ヴィヴァルディの弦楽コンチェルトって、どれも美しい色彩に満ちた短編映画のようです。
それぞれ違うひと、違う場所の物語を描いているように感じられます
7月3日のコンサートで、ヴィヴァルディの弦楽コンチェルトに出会えて本当に幸せです。
学ぶもの、私のこころを揺さぶる何かに満ち溢れており、
大袈裟なようですが、自分の人生にとって非常に意味のある出来事だというふうに
感じています。

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コメント

コメント一覧 (9件)

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    こんにちは。足軽です。
    ヴィヴァルディに限らず、過去の有名な作曲家でも埋もれている楽譜ってきっといっぱいあるのでしょうね…。
    私も機会があれば聴いてみたいと思います。
    それにしてもお捜しのCDが見つかって、良かったですね♪
    ハガレンは堂々の最終回!でしたね。
    わたしは7/28発売の主題歌ベストCDのプレゼントを女房に約束させられてしまいました(笑)。

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    ハガレン、最終回までの数回分の内容はいつにもまして迫力があり、かっこよかったです!
    足軽さんの奥様がハガレンファンなんですね(笑)
    うちのコドモが二人とも熱心なファンですが、特に長女がハマりまくっております。
    ハガレンのアニメ最終回までカウントダウン、となったころに 
    「ああ!どうしよう、ハガレンが!終わってしまう!!!」と大騒ぎしていまして、
    胸にポッカリあいてしまう穴を何で埋めるのだろう、と見ていたら、
    Fairy Tailを追っかけることにしたみたいです。^^;

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    すけどの
    こんなに詳細に、太文字で書いてくれてありがとう! おまけに解説までしてくれて。。
    自分たちの演奏を聴いてその曲を好きになってもらえたなんて、こんなうれしいことはありません。 これらの曲を選んだ主宰者Sさんがきいたら涙して喜ぶことでしょう。。 ほんとにありがとうね。

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    その後、ネットをみてたら(今お昼休みです!一応) YUTUBでとりあえずみられそうですよ。 ↓にそのURLのっています。↓に同じくのっているCDの演奏者はヴィヴァルディ演奏家としては日本ではイ・ムジチ同様有名ですが、HMVからはもうとれないみたいですね。絶版?(この場合、廃盤か。昔のなじみがでてしまった。。)
    http://www.h2.dion.ne.jp/~kisohiro/stringconcerto.html

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    隣の米子市のアマチュアオーケストラの演奏会はたまに聴きますが 
    指揮者がいないとかスポンサーが降りたとか存続が危うい雰囲気だそうで・・・
    そのCD僕も探してみます
    最近 古楽にハマっています 声楽が主ですが
    輸入盤が多いので曲名がさっぱりですが・・・
    ここで僕も一曲貼っておきます 声楽ですが
    http://www.youtube.com/watch?v=Cn39RzlhSao

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    サイトのご紹介ありがとう!いやー YouTubeで聴くだけでも心拍数が激増してしまいます。
    紹介してくれたサイトのCDは入手が難しそう。。。
    私が注文したアルバムがどの程度のものなのか自分にはわかりませんが、あちこちの
    レビューを読む限り、高い評価を得ているようです。
    今月中には到着して欲しいなーーー

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    ご紹介の曲はアカペラでちょっとびっくりしました。
    声楽、というとつい伴奏つきのものを連想するので。。。
    敬虔で崇高な曲、という印象をうけたのですが
    内容は信仰心をうたったものなのかなぁと思いました。

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    アレグリのミゼレーレという曲でバチカン(たしかw)の門外不出の曲で
    記憶を頼りに何人もが楽譜に起こそうとしたらしいのですが、全員が失敗していたそうで、それを14歳のモーツァルトがあっさりと成功させたという逸話があるそうです。
    ミゼレーレは「我をあわれみたまえ」という意味だそうです

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    モーツァルト、神ですね^^;
    本当はモーツァルトではないかもしれないけれど、(バチカンの聖職者が持ち出した可能性濃厚?)
    彼ならばやれただろう、ということなんでしょう。
    それにしても、バロック~古典派の音楽家には異様に傑出した才能の持ち主が多いなぁと…
    不思議です。

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