へいへい、毎日お暑いことですのぅ~~
数時間前に自宅へ戻りました。
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14日土曜日に、こうの史代さん原画展に行って参りました。
久しぶりの池袋単独行動だったんで、不安でございましたよ、はい。
でも、なんとか人に吹っ飛ばされることも無く当該フロアに辿り着き。
ありましたありました。コミック売り場の一角に。
『夕凪の街 桜の国』から原画4枚、カラ―2枚、『この世界の片隅に』から原画8枚。
……
いいですなぁ、原画。
スクリーントーンなどはひとかけらも使っていなくて、すべて肉筆です。
原稿用紙に、青鉛筆でザザッとアタリが入っていて、そのうえに
サクサクと、淡々と、丁寧に、温かい線が引かれてありました。
そして鉛筆でネームが書きこまれ。(台詞などの文字部分)
コマの枠線以外は定規を使っていないことも、
読んでわかってはいたものの実感としてよくわかりました(笑)
すごいですよねぇ、すべて感覚でパース取って、
戦闘機、軍艦、港、焼夷弾、草木、海、空、
なにもかもあの説得力に満ちた世界が描き出されているわけです。
天才!
それにしても、温かい。
いいなぁ、
と、優しい気持ちで帰ってきました。
…いや実は、同じリブロ本店の別館で古本市(夏の古本まつり)がやっていましてですね……
原画展を拝見したのちはそこへフラフラと入り込み、
気がつくと2時間が経っていました (゚ □ ゚ )
古本市、たまらんですのぅ。本の虫たちがフロアをゆらゆらと跋扈していましたよ(笑)
いまの新古書店(●ookOffなど)で入手可能なものは殆ど見当たらず
とても良かったです!!まさに古書店の世界。
本以外にも、版画(浮世絵のほか、いろんな時代の)、絵はがき、雑誌、
映画のパンフレット、ポスターなどがありました。
ほかには、戦時中の千人針の布やら、ガスマスク、
「○○流認可」、いわゆる免許皆伝の巻モノが3本数万円で
売られていたり… (<この巻物すんごく欲しかった)
面白かったですよ。 こちらは17日(火)まで開催。
古本の匂いが好きです…
私も2冊掘り出しものを得ることができ、大変充足した気分でお店をあとにしました。
目次
コメント
コメント一覧 (4件)
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良かったですね~
ほんわかとあたたかいあの雰囲気・・・
大正から昭和ころのものと思いますが
擬人化されたほおずき(ほおずきさんと名付けました)が
お祭りをしている版画を持っていますが
浮世絵以外の版画も楽しいですよ
千人針も手にとってみたことがありますが
なんとも言えませんでした
巻物はぜひ入手して○○流を継承してください!
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こうの史代さんの絵はスクリーントーンをほとんど使用していないんですね…。
むかし双葉社の「月刊クレヨンしんちゃん」(雑誌のタイトルはちがってたかも)を購読していた時期があり、ぐうぜん眼にしたのがデビュー作「街角花だより」でした。
…ひと目ぼれでした。
なんというか、「ぜったいに自分にはまねできない」絵だと思いました。
少なめの頁数にもかかわらず、1頁1コマ使って花の絵を描かれた第1話が、今でもまぶたに浮かびます。
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思ったより原画展での展示数はすくなかったのですが、
しかし、やはり、なんといっても『ザ・本物!』でしたので、
とても嬉しく感激しました。
しかも私の行った時刻は、開店直後だったせいかコミックフロアにほとんどお客がおらず
(私が原画を見ていたときなどはたぶん私一人)
静か――――なひんやりしたところで眺め放題で、ほぼ美術館状態。
> 擬人化されたほおずき(ほおずきさんと名付けました)が
ほおずきさん、は可愛らしいでしょうね。
私はコミケやコミティアに行ったことがないのでよくわからないのですが、今
『擬人化』ジャンル、というのが確立されているようです。(^_^;)
日本人の感覚って面白い。
いたるところに八百万の神や、付喪神の存在等を見出してきた感性に
よるものなんでしょうか。
> 巻物
あれは何の免許だったんでしょう…
やはり剣術ですかね????
広げて中身を見られなかったのが残念でした。
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リブロでの原画の展示の前に、こうのさんの著作をズラリと揃えた
コーナーがありまして、
「もしかしてワタシが持っていない作品があるかも♪♪♪」と
ワクワクして近寄ってみましたが、
全て所持しておりました… orz
『街角花だより』で一目惚れしたんですね~
こうのさんの絵って、やわらかくて、すばらしい曲線で
出来ていますよねー。
人の体温や、花の香りがつたわってくるような気がします。
『街角花だより』では、まつ毛バッシバシの店長さんが、喉をやられて
花言葉でりんさんと会話するエピソードがすごく好きですw