『江戸の文華:戯作と浮世絵』  1


専修大学図書館と砂子の里資料館(川崎)との合同企画展です。
(この専修大学図書館様は以前にも大蘇芳年の作品展を無料で行ってくださって
ものすごーく私は個人的に心服しているというかなんというか)
最終日、すべりこみで行ってきました。
(すべりこみ、といっても最終日の開場と同時に入って午前中ずっと居た☆)
いやーーーーーーーーーーーーよかったです。
浮世絵もさりながら、なんといっても戯作のコレクションが凄かった!!!
こんなスゴイものを無料で見せて頂いていいんですかーーーーーと思いました。
江戸の戯作ものは面白いですね。いやほんと。
今まで、ほとんど見たことがなかったからわからなかったのですが、
私、、、個人的には一枚絵よりも相当好きかもしれません。
なかなか、拝見できる機会がないですから今まで分からなかったよ。
…好き、というか性に合ってるというか(笑)
大きさ小さいですけど。立派、じゃないところがとてもいい。
一枚絵の浮世絵って、どれも綺麗で、立派。記念写真に近いような気がする…
なんか、今まで見ていていつも畏れ多かったというか、
もちろん自分に知識が無いので理解しにくい部分が大きかったのだと思いますが。
勉強せにゃ~
戯作の挿絵はスナップ写真に近くて、わかりやすいです。理屈抜きに楽しい。
物語に添えられたものだから、当然といえば当然かもしれないけれど…
「ええーーーーっ???」って度肝抜かれるような破天荒なものも多いのです(笑)
あれ可笑しいね。
展示を見ていて、
ところどころ、敬愛する杉浦日向子さんの作品がオーバーラップしました。
あれこれのコマが脳裏に浮かび、「あぁ、そうか、この作品がお好きだったんだ~」と納得したり。
絵のもとネタがわかったり…(^.^)♪ 嬉しかったー
(杉浦さんは時代考証の勉強をしておられたので戯作にも相当詳しかったのですよね
あぁ…  なんかまたさらに慕わしい杉浦さん…  (泣) )
それにしても今回の展示品のもととなったものを50年近くかけて蒐集なさった故・向井信夫さんというかた
どういう人だったのかしらーと非常に気になっています
向井コレクション、実に4000作近い和本文庫だそうです。
その中心は草双紙と読本で、江戸読本の代表作はほぼ揃っているそうな。
しかも保存状態がとてもよくて、展示品のどれもが美しかったです。吃驚いたしましたよ!!!
コ―フン状態でつづく(笑)

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コメント

コメント一覧 (2件)

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    あの専修大学図書館!ですね
    一枚絵と違って色版がないのでちまちまと描いてもOKなんでしょうね 腕の見せ所って感じで 
    表紙とか袋とかにも遊び心いっぱいで楽しいですよね

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    戯作物の絵の制作過程が全くわからないのですが…
    あれもやっぱり彫っているんですよね?^^; じゃないと摺れない…
    あんなに細かいものをどーーーーーやって彫りあげるのか謎です…

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