父の命日

3月31日は父の命日です。もう30年近く経つんだなぁ~
父はなにかとアレなひとだったので、
母と思い出話をするときは「ほんとにねぇ~」「困ったもんだよね~」とトホホな感じで
締めくくられることが多いです。(汗
自分がおとなになった今にしておもえば、父はネグレクトされ、精神的に虐待されていたこどもだったと理解できます。
(父の母親(=私の実祖母)はまともに子供たちの世話をせず、
夫婦で毎日のように罵倒し合い掴み合う喧嘩をしていたらしい…それはもう他にも色々と)
長男だったしモロに影響を受けたのかなぁ。ほんとにかわいそうなひとでした。
そんな父との生活に疲れ果て、わたしが幼い頃、何度も母は家を出ていこうとしました。
忘れられないのはこの図です。(一番手前のうしろ頭が私)
31mar11_2nd.jpg
父が食卓の脚を一本壊したあとで、母は妹の手を引き出ていこうとしていました。
この場面が強烈に記憶に残っていますが、そのあとはなぜか空白です。何にも覚えていません。
自分が何歳だったのかもよくわからない。記憶の中の妹の姿から推察するに5歳とか6歳くらいだった
かとおもいます。
結局、母は家を出ずそのあとも家庭を維持し、10年も経たぬうち父を看取りました。
相当な『困ったちゃん』だった父なのですが、たまーーーーーに夢に出てきます。
そんなときは何事もなくほんわかと一緒に時を過ごしているのです。
若かりし母が私たちの世話をしているのを見て、
「おれもそんな風にそだてられたかった」とつぶやいたという父。
生きているときはずっとつらかったみたいだけど、
今はやすらげているのかなーーーとおもったりします。

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コメント

コメント一覧 (2件)

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    置いてかれちゃうとこだったんですね・・
    思い出話をすることで故人の供養になるってお坊さんも神主さんも言ってました

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    > 思い出話をすることで
    そうですか~(゚∀゚)
    楽しい話ではないし此処に父の事を書くことはどうかとおもいましたが、
    やはり命日には色々なことが思い出されます。
    草場の蔭でクシャミでもしていることでしょう。

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