落語はすごい芸能ですよ。
たったひとりきりで映画を撮るようなものです。
脚本。
役者。
演出。
音楽。
全てを自分ひとりでやるのです。
しかもそれを正座して小道具は扇子くらいで、自分一人の話芸で全部やってしまう。
ひとりで話しているだけなのに、聴いてる者の目の前にはいろんな場面がくるくると映って
何人もの人間が入れかわりたちかわり浮かび上がるんです。
古典をやる場合は脚本・演出等前例がありますがそこから創作する場合もありますし、
たとえ古典をやる場合でも演じる(役者)は自分。演出も自分。
つまりどんなに人気のある古典であっても結果が約束されるわけではない。
あーースゴイ。
しかも「枕」で自らの力で雰囲気づくりもやってしまうんですよ。
映画ならね、有る程度映画館というその場の雰囲気でお客さんが心の準備をしてくれるでしょ。
でも落語はそれは無いんです。
呼ばれた場所がイイ場所とも限らないし。
それでお客さんを一瞬で自分の世界に引き込んでワクワクさせちゃうんですからね。
いやもうほんとにかっこいいです。
もっと世間は噺家を尊敬すべきだとおもうなー!!!
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コメント
コメント一覧 (2件)
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かつて「らくごのご」という番組があって
笑福亭鶴瓶さんと桂ざこばさんが二人で三題噺の競演をする内容でした
お客さんとゲストからお題をつのってその場で三つのお題を練りこみなふがら噺をまとめなくてはならない過酷な番組でした それも毎週!
鶴瓶さんは面白く上手くまとめるのですがざこばさんはまとまらずに投げ出すこともちょいちょいあったりして・・二人の個性が良く出ていました
落語家を身近にしたのは「笑点」でしょうが功罪 両面ありそうですね
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この記事をアップしていたときは「落語はすごい♪♪」とハイになっていたのですが、
直後にこどもたちが帰宅し例のニュースです。180°大回転ですよ
とほほ~
それでも落語のことを考えるととても心温まりますね(^_^;)
ありがたいです。
「らくごのご」緊迫感あって面白そうです。
やってほしいなぁ~
「ザ・イロモネア」はそれを真似しているのかも?
「笑点」に功罪あり、というのは炯眼です。
あれを見てなんとなく「落語ってこういうもの」なんて
思ってしまう人がかなりいるような気がします。