『ゲド戦記』にびっくり

先週、アニメ『ゲド戦記』が放映されていたので観ました。
(゚ □ ゚ )   ← 端的にいってこれが感想
まぁ、いろいろリリース当時の評判はきいていたので
好奇心によって観てみたのですが
やっぱりアレは…    あんまりでございます。
アレンの父親殺しの理由がわからない
アレンが何に怯えているのかわからない
なんでゲドがハイタカと名乗っているのかわからない
テル―の歌声をきいてアレンが泣く理由がわからない(観ている者の心は全く揺さぶられない)
テルーに魅力が感じられない (テルーを住まわせていたテナーさんのほうがよっぽど素敵)
テルーに声をあてたヒトは歌手としてはいいのかもしれないが(私は好きじゃないけど)声優としては本当に初心者で聞き苦しい。ちゃんと訓練を積んだ声優を使えばよかったのに…
真の名と通り名との関係がわからない
主人公がゲドなんだかアレンなんだかわからない
「生きること」に関するセリフが通り一遍。観ている者の心に届いてこない
クライマックス直前にアレンがあっさりポジティブなヒトになるのが相当不自然(<テルーの発言がキッカケだが、その言葉に説得力がない)
テル―が唐突にドラゴン化する(ドラゴン化の必然性ゼロ) 
エンディング、大団円の一連のシーンがいままでのGブリのコピーにしか見えない
ただヒシヒシと伝わってきたのは
あれをつくった人は“父親殺し”を描きたかったということと(=原作にはない表現)
その人自身が不安でいっぱいだということ
その人が「人間とドラゴンのツーショットが欲しい」と思っていたこと
その人が「生きることの意味」をロクに考えていないということ
だけですなぁ
…そういうところが如実に出てしまうあたり、作品というものはほんとうに怖いですね。
こういう誰かを批判する記事は書きたくないものですが、あまりにあまりな内容だったので…
一番腹立たしかったのは、二世監督が自身の父親がつくりあげたGブリという権威、
アーシュラ・ル=グウィンという権威を利用してこういう作品をつくったことです。
実に卑怯だなと感じました。
なんで周囲は許したんだ。“子ゆえの闇”ですか。
まぁ 他所の家のことだからいいけど。
散々書いてしまいましたが、、「素晴らしい」と感じられたところもありました。
それは田中裕子さんの声(=クモ)と菅原文太さんの声(=ハイタカ/ゲド)!
とてもすてきでした。  田中裕子さん…  好きです… 

香川照之さん
(=ウサギ=ほとんどクロトワw)の怪演ぶりもさすがでした♪

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コメント

コメント一覧 (2件)

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    そこまで・・となると逆に観たくなってくるのが不思議ですw

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    (;´∀`) …ある意味怖いモノ見たさでしょうか。
    この作品にはドラマチックな場面が多いのですが、物語の筋が通っていないので
    何もかもがバラバラなんですよね。
    まさかジブリがこんな作品を世に出してしまうとは、、、と本当に驚きました。

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