別の曲を探していたところ、たまたま 「日曜洋画劇場のオープニング & エンディング テーマ」 の動画に漂着しました。
「日曜洋画劇場」がTV放映されていた頃、こどもながらにこのエンディング・テーマが大好きでした。もちろん今でも。
ラフマニノフのピアノコンチェルトと混同していた時期もありましたが、
後年ネットのおかげで、コール・ポーター作曲の 「So in Love (ミュージカル「Kiss Me Kate」 挿入曲)」 だとわかりました。
もともとはこういう曲らしいです。( By Rachel York ) いかにもブロードウェー――イ。
前述したピアノ・バージョンとはずいぶん違う印象なので驚きました。
林忠男によるジャズ・バージョン (インストゥルメンタル)などというのも発見し、お、と思いましたが、
聴き続けているとちょっと軽やかすぎる… (汗) そ、そういう曲なのか… ?
調べると、数えきれないほど?のアーティストがこの曲を歌っているのですね。
オペラ歌手もカバーしていました。
確かに、、、、 この曲は歌いたくなるだろうなぁ。 美しい曲ですから。
いろいろ聴いてみました。皆さんとてもお上手。
でも、やはり自分の好みがあるのでそれぞれすぐ受け容れることが出来る訳ではないのでした。
Ella Fitzgerald のはなんとなくサラサラ―っと流されているようでちょっと…
Shirley Bassey のになると好きな感じになってきますすがなんだか派手さが(それが個性なんだけど)
あり過ぎるところに違和感が…
Julie London 、かっこいい~ でもちょっとまだ明るい… ふわふわし過ぎてる
もっと暗い情念が欲しい…
というわけで
なんといってもヴォーカル入りの「So In Love」で私が最高だとおもうのは k.d. lang のバージョン です。
原曲に対する解釈の問題なんですかね~
k.d.自身が出ている動画もあるのですが、ちょっと内容が理解しにくいかもしれないので
ローレン・バコールの画像に曲をのせたものにしました。
(この動画を上げたヒトがバコールのファンなのでしょうね)
Morton Gouldのピアノ・バージョンは暫く入手不可能でしたが、現在では
コンピレーション・シリーズ 『Image (イマージュ)』の Vol.10に収録されており、
視聴することができます。 めでたい~
k.d. lang はカナダのヴォーカリスト。
パーシー・アドロンの映画「サーモンベリーズ」を観たら主演していたのがk.d.で、
それがキッカケで好きになり、よく聴いていました。 (彼女はいつも名前を小文字表記していますので
K.D. Lang ではなく k.d. langと綴るのが正しいです)
自分のすぐ側でうたってくれているように感じられる不思議な声の持ち主です。
彼女が歌う 「Crying」 (Roy Orbisonの曲ね) も素晴らしいです。
ちなみに、k.d. が生前のOrbisonとデュエットしているバージョンもあります
(<彼女のみのCryingファイルの冒頭でOrbisonへの想いを語っています)
Orbisonのあの独特なメタリックな感じの声と、
k.d.の柔らかい声との組み合わせがなんともいえません
k.d.はいつも聴く者のこころを包み込むように歌ってくれるという気がします。
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コメント
コメント一覧 (2件)
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ラフマニノフにちょっと似てますね
僕はジュリー・ロンドンが好きかな
一つの楽曲の違う演奏を比べてみる試みは僕もやったことがあります
「ラウンド・ミッドナイト」の違う演奏を並べて
アート・ペッパー http://www.youtube.com/watch?v=4LXYUBUBphM
マイルス・デイビス http://www.youtube.com/watch?v=td3SE3zEVP0
ジョー・パス http://www.youtube.com/watch?v=f5WqXZPUJF0
PC内にプレイリストを作って聴いてみたら3曲くらいで飽きちゃうんじゃないかと思いましたが みんな違ってて結構楽しめました
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> みんな違ってて
そうですよね、私も今回 So In Love を何回聴いたか最早不明ですが
歌うヒトによって別物みたいになるので
全然飽きなかったです。