数日前に、知人経由でアトラスオオカブトの成虫がうちに来まして
ワタシも焦って大急ぎで環境をととのえて
その夢のように美しい姿をニコニコ眺めていた息子なのでしたが、
昨夜、そのカブトがうごかなくなっていました。
オイオイ泣き続ける息子にこっちももらい泣きするほどでした。
(自分のコドモが胸を痛めて泣くのをみると親も悲しくなってしまうものなのです)
そのアトラスオオカブト、いただいたときに聞いた話ですと、
ある大型店の入口で、お客に無料で配っていたというのです。
アトラスはインドネシアの昆虫ですから、
飼育するときにはある程度の湿度、24℃くらいの温度をキープせねばならないらしいのですが
そういうふうに配られていた虫たちがどういう環境に置かれていたか・・・・
おざなりに木くずがちょっとと、乾き気味のゼリーが入っていただけの、
保湿など何も考えていないような状態で小さなプラスチック容器に入れられていましたし、
この気候の変わりやすい季節に
ちゃんと好ましい温度・湿度下におかれていたとは到底思えません。 (TдT)
まず、この時期に成虫であるということは
人為的に蛹化・羽化させられていたはずですし…。
ということで、ワタシはアトラスが来た時点で
「大切に育てたいけど、いつまでもってくれるだろうか」というのは心のどこかにありました。
かなり弱っていたのではないかと思われます。
ウチでも今の時期、24℃は保てていなかったですし (なるべく温かいところにはおいていましたが)
でも、ウチに来た時にはほとんど動かなかったのに
慌てて用意し湿らせた広葉樹マット・木の枝や葉っぱを入れた大きなケースに
うつしてからは
葉っぱの上をゆっくりと歩いていたり
昆虫用のゼリーをちゅうちゅう吸っていたのが
せめてもの・・・という気がします。
美しかったなぁ。
それにしても、 あのような大きい昆虫たちをティッシュかなんぞのように配るなんて、
酷い話です。
人間というのはほんとに残酷だ。
確かに
男の子たちはよろこびますけど…
お店にとっちゃ集客のツールなんでしょうけど
毎日どれだけあのような虫たちが死んで行くのだろうか。
とおもうと胸塞がる思いがいたします。
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コメント
コメント一覧 (2件)
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図鑑でしか見たことのない昆虫です(子供の頃はあこがれたものです)
最近まで霜が降りてた日本になじめなかったんでしょうね
残念でしたね
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あのように綺麗な生きものが動いているのを見るのは
衝撃です。
そしてそれが足をちぢめて動かなくなっているのも・・・
きのう、二人して泣きながら庭に埋めました。