深編笠の人

思い立つことありて江戸東京年表とにらめっこ。
年表ってとても便利ですが時として眠くなりますな。
…じゃなくて、、宝暦8年(1758年)のところに
「10月  虚無僧用深編笠売買禁止」なんて書いてあります。
なんじゃこりゃ…
あの深編笠 (いまは時代劇のドラマがないので、知らない人も多いんでしょうね―――)を
悪用した人が多かったのかな?
と見て行くうち
安永3年(1774)、「虚無僧取り締まり令」とある。取り締まられた?
虚無僧… そういえばどういうお坊さんなのかわからない…
とちょっと確認したら
俗世の者(武家出身者)と出家した人間との境界線上というか、かなり曖昧なところにある宗派の
お坊さんだったようで
ワルい人があの姿を借りてお坊さんのフリをすることが横行したらしく、、、
(確かに隠れ蓑になる!)
いろいろとトラブルが頻発して取り締まられたようです。
ほほー

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コメント

コメント一覧 (2件)

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    時代劇でよく見ましたよ
    虚無僧=怪しいやつ
    という図式が完全に成り立ちます
    販売済みの深編笠が耐用年数を過ぎてから取り締まられたということでしょうか
    時代劇に虚無僧が出てきたら禁令以前が舞台という見方ができますね

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    純粋にあの宗派に帰依していた人々にとっては甚だ迷惑ではあったでしょうが、
    虚無僧の存在というのはあまりに悪用されやすいものだったとおもいます(^_^;)
    フルフェイスのヘルメットにサングラスにマスクをして歩いているようなものだし…
    もともとは浪人、部屋住みの息子たち(武家の長男以外の男子)を救済する集団として
    形成されたのかな…などとおもったり。勝手な憶測ですが。
    「虚無僧」を正しく読める人も減っていきそうです…

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