以前、人形浄瑠璃につかわれる男の人形のからだについて書きましたが、
→人形の裸体
こんどは女性版。
あろうことか女の人形には足がありません
ですが、人形浄瑠璃の舞台を観ると、おんなたちが実にたおやかに美しく歩いたり座ったりしています。あれは、三人の人形遣いのうちの足遣いさんが人形の衣裳の裾(フキというらしい)をつかんで握りこぶしをつくって膝や足の肉づきを表現しているのです。
すごい…
例外的に、『曽根崎心中』のお初には足があります。
お初が縁の下に匿った徳兵衛に死ぬ覚悟はあるかと問いかけ、それに応じて徳兵衛がお初の白い足に顔を寄せ、心中の覚悟をつたえる場面があるのです。
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もちろん、それぞれ三人の人形遣いさんたちが操っているのですがイラストでは省かせていただきました。
人形遣いさんたちごめんなさい
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