「ダークナイト (Dark Knight)」 「オーシャンズ 11 (Ocean´s 11)」 「300 (Three Hundred)」

昨日はひとりだったので立て続けにレンタルした映画を3本みました。
「ダークナイト」
アメコミものとは思えないシリアスな内容。
すべてのキャラクターの内面的な葛藤が見事に描き出されているようにおもいます。
とくにジョーカーの存在感には圧倒されます。いわゆる守銭奴のようなただのケチな悪党ではないんですよね…
彼自身、幼いときに苛烈な虐待を受けて癒しようのない心の傷を抱えており、この世の光・善意・温かみといった明るく希望に満ちたもの全てを憎んでいる哀れな存在。非常に心に残ります。
「オーシャンズ 11」
ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、アンディ・ガルシアを筆頭に豪華キャストがくりひろげる… なんていえばいいんだろ?
ま、要するにディヴィッド・オーシャン(クルーニー)が集めた11人がラス・ヴェガスの巨大カジノから莫大なお金を盗みだす、というお話。
11人があれこれミスをしながらも、まんまと計画を成功させる過程のハラハラドキドキが見せ場ですね。
でも全体として描写が軽いので、あんまり見応えは無い気がしました。
私としては、ターゲットのカジノのオーナーの恋人になっていたオーシャンの元妻テス(ジュリア・ロバーツ)がころっとオーシャンの腕の中に戻るのがなんとも解せませんでした。最初からいいかげんな女性として描かれていたら(ルパン3世の不二子ちゃんみたいにねw)あれはあれで理解できるのかもしれないですが、けっこう芯が強くてマジメな女性みたいな言動をしていたので、、、ベネディクト(アンディ・ガルシア)の一言で「ちょっと、そんなスグにヨリ戻すわけ!!」って突っ込みたくなるんですよねぇ
ま、いいか。
「300」
100万のペルシア軍をたった300人で迎え撃ったスパルタ王レオニダスの姿、勇猛なスパルタ人の誇りを描き切った快作。
R-15指定だったので何でだろう… と思っていましたが、観ると納得、血しぶきやら首やら腕が飛びまくります…(汗) 
しかし、単なる興味本位の残虐趣味ではないんですよ。戦いとはああいうものなんだろうな、と思います。
ペルシア軍の上空がさーっと暗くなり、「あれ?鳥?」なんて思うのですが、それはペルシア軍の一斉に放った矢で、それが数秒後にスパルタ軍の上に豪雨のように降り注ぐシーンが凄かったです…
しかもその矢の鏃に凝った「返し」がついていて……  あんなのが身体に刺さったら最後もう抜けないという…(ゾゾー)
ペルシア軍が繰り出すいろんなモンスター(獣&人間)が不気味でした。現実離れしていたのですが、でも、ペルシア軍の強大さをとてもよく表していたように思います。
さらに忘れてはいけないのがペルシア軍のクセルクセス王…  なんといいましょうか、がっしりとした巨漢でありながらゴージャスで性別不詳、非常に印象的なキャラでたまりませんでした…!!!俳優さんはブラジルのトップスターだそうです…「世界で最も美しい50人」の一人にも選ばれたことがあるというのがよっく分かります…  ナイス・キャスティング!!
(観たヒトしかわからなくってすみません)
レオニダス王の妃ゴルゴ―… 愁いをたたえた美女ですが、最後に誇り高きスパルタ王妃として観る者の胸がすくような果敢な行動に出ます!かっこよかった!ある意味、彼女も「漢(おとこ)」!
全編、「ザ・漢(おとこ)」という映画でした。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェア頂けると嬉しいです!よろしくお願いします
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次