懐かしい音

昨日未明から関東では雪が降り続きました。

夕方頃は、ほんとに

「ありゃ、ここは札幌?」

とおもうくらいの降りで今日、大きい通りを歩くと懐かしい音がそこここで聴こえまして。

懐かしいのは車輪に巻いたチェーンの音。

あの重たくてリズミカルなジャカジャカジャカジャカ…というのが
とても懐かしかった。
今の札幌ではどうだかわかりませんが、わたしが幼かった頃は冬はとにかく道路中ジャカジャカでしたから(笑)

…亡くなった父は、足に障害があっていつも杖をついて歩いていました。

私は父の荷物を持ってよく歩いていたものです。

その父にとっては文字通りクルマが足代わり。

とある冬、小学生のワタシを乗せた父のクルマが雪でスタックしてしまい
慌ててチェーンを巻きに父が外に出ました。
そこって今から思えば交通量の多い道路でかなりハタ迷惑だったとおもうのですが^^;

(ということはノーマルタイヤであの雪道に出たと
いうことか(-_-;) スタッドレス… じゃないよな…   )

いつも片足をひきずっている父が、杖を車中に置いて大雪が降るところでチェーンを車輪に巻くのを
わたしはぼーっと待っていた気がします。

そのうち父が戻ってきて、
何気なくクルマは動き出して家に帰ったのですが、
今から考えると、
父は器用だったんだなーと。

どういうふうにチェーンを巻いていたのかな。
あの足で。

そばで手伝ってあげればよかった。

手伝えるわけもないけれど、見ていてあげられたらよかったな
と今になっておもったり。

その日、父が車輪にチェーンを巻いていたときに
車が停まっていた箇所を今でも鮮明に記憶しています。

あの真っ白な視界とともに。

余程不安だったのかなその時の自分w

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