庵野秀明館長: 特撮博物館 (@東京都現代美術館)


今日は東京都現代美術館の『館長 庵野秀明: 特撮博物館』を見てきました。 
行ってよかったです! 
この企画は、「新世紀ヱヴァンゲリヲン」で知られる庵野氏が、幼少期よりこよなく愛してきた「特撮」
の技術・ものづくりの魂が現在、デジタル技術の発展によって岐路に立たされており、貴重なミニチュアや小道具・制作資料が散逸し失われてしまっている状況を何とかしたいと考えたことがきっかけで実現したそうです。
空想特撮映像の面白さ、それを支えた人々の情熱をできるかぎり多くの人に伝え、
未来へつなげたいという庵野氏の思いによって、現存するミニチュアや制作資料などがたくさん展示されています。
うちの息子は「ガメラ2 レギオン襲来」のガメラ、「ガメラ3 イリスの覚醒」のガメラ、「ゴジラVSデストロイア」のゴジラ、 その他キングギドラスーツも見られて大満足だったようです。(平成生まれなので…)
私は3DCGを使わず撮ったという短編映画『巨神兵東京に現わる』(9分03秒)を堪能しました。(企画:庵野秀明、監督:樋口真嗣) 鬼気迫る名作です。
そのメイキング映像も館内で観賞できてとても面白かったです。あの短編と、メイキングがDVD化されたら絶対に入手したいと思っています(^^)

展示されていた特撮に使われていたミニチュアの街並みもほんとうにリアルで、
見とれてしまいました。
あれを作るのにいったいどれほどの時間と労力がつかわれてきたんだろう…
とても良い展示でした。
デジタル技術によって、特撮のありかたがかわっていくのは仕方のない部分もあるのかもしれませんが、
その歴史を知ることはファンにとってとても大事なことだなとおもいました。
確かに、効率を考えれば、 カメラで撮って来た街並みの映像を加工すれば済む事なのですが、
すべて手作りの街や公園をとりこんだ画面というのは、また違った独特の味わいが
あるのですね。
今日の短編「巨神兵東京に現る」でそのことを痛感しました。
手作りならではの確固たる譲れない何か、がありました。
特撮好きな人は是非行ってみてください。10月8日まで開催。

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コメント

コメント一覧 (3件)

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    ゴモラが壊す前の大阪城が見たかった・・
    って言ったら通じない世代が増えてますね
    ガイナックスの支店?がとなりの米子市にできるようですよ

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    いろいろな展示がある中で
    ミニチュアの建物、電柱、壊れた東京タワーその他の街並みなどが
    なにしろ精巧で舌を巻きました。
    唖然とするようなリアルさでしたよ…
    あのような作品を惜し気もなく吹っ飛ばして
    理想の映画を作ろうとするのだから男性はすごいです。
    作っては壊し、お片づけ。
    作っては壊し、お片づけ。
    作っては壊し、、、 特撮は完全に男性の世界です!
    女にはやれません( ^^;)

  • ガメラ:東京都現代美術館の企画展「特撮博物館」でガメラ 2012/08/01

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