『野田ともうします』(柘植文)

遅まきながら(<基本的にワタシの人生はコレだ)
柘植文さんのファンになりまして、ちびちびと作品を読んでいます。
今は『野田ともうします』がお気に入りです。
これはアニメ化もされたそうでございます、、(遅まいているので知らなかった)
なにしろあらゆるキャラクターがおもしろいのです。
でもやっぱり一番濃いのは野田さんかな?
わたしが最高に気になるキャラクターは野田さんのご近所の「にがみばしったポメラニアンの家」の
御婦人です。
彼女が時おり野田さんの前にあらわれては気になるセリフをのこしていくのですな。
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野田さんがビニールテープを節約して半分に裂き、資源ごみをしばって出したところが手にくいこんで痛かった。彼女が‘ひもの太さには意味があったんだなぁ’と思っていたら
苦みばしったポメラニアンと共に立つその御婦人があらわれ
「裂いたのねビニールテープを」
「ビニールテープと男女の仲はね
ムリに裂いたらダメなのよ」

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またある時
野田さんがたまっていた洗濯物をギュウギュウに洗濯機に押し込んで洗ったら洗剤が衣類こびりついてしまい
彼女がそれをカリカリと爪でけずっていたら… ポメと御婦人が通りかかります
「洗濯物が多過ぎたのね」
「洗濯物と男へのやさしさはね
量が多すぎてはダメなのよ」

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し、しびれるセリフではありませんか(笑)
その御婦人のイメージは、、、女優さんだったら桃井かおりサンかなぁ~
いろいろとしみるセリフがてんこもりで素敵な作品です。
最近、ムスメが『野田ともうします』を読んでたまにクククと笑っているのですが、、、、
「人生経験の浅いアナタにこれが本当に理解できて?!」 (<お蝶夫人風に)
ときいてみたくなるのをぐっとこらえています。
そんなことを言いたくなるのはオトナの傲慢といふものかも…
まぁ この作品を読んでこの秀逸なセンスをムスメにも身につけてもらいたいと考えております。

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コメント

コメント一覧 (2件)

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    遅まきながらどころか全く知りませんが・・
    ムスメさん ちがうツボで笑ってる可能性も否定できませんよ

  • SECRET: 0
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    > ムスメさん ちがうツボで
    野田さんには瓜二つのお兄さんがいるのですが
    「ふたりソックリすぎる~」というのでウケていたようです。
    それと、物語は野田さんが大学進学するところから始まるのに、途中で
    「ねぇ、野田さんていくつくらい?」と聞いてきたので不安になりました^^;
    ちょっとまだ内容についてけないのかもしれません。ネームがとても多いし。

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